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dojou presents petit healing blog

北海道は南富良野町の山奥でたくさんの犬達と暮らす「dojou」のブログです。釣りの様子や犬達の近況など、ムフッと笑えるネタをご紹介していきます。

おっさんは二度死ぬ

8月末の一泊二日でカヤックフィッシング。

今回もおっさんは積丹半島の先端です。

p1010014 予報どうり朝からの凪で今回は何処までも沖に出ることができました。

p1010012 一日目は魚影が散発するものの魚の喰いが悪くて小さいブリ(イナダサイズ)が2尾のみ。

釣果は少なかったがこの開放感がたまりません。

もう帰ろうかと思っていた夕方近くに

後方で

ジョボン!!      ジョボン!!   と、間隔のあいた音が聞こえてきて??

あれ!サケが跳ねてる??と振り返ると  !!!????

マ、、、マグロ??

マグロだーーーーーー!!!!!

マグロに憧れと可能性を見つけて通い始めたばかりなのに、なんと今期4回目の釣行でマグロを目撃してしまいました。

私からの距離は100m未満。

まるで水中の潜水艦から斜めに黒い砲弾が打ち上げられるようなスピードで空中に飛び出し、他の魚とは全く違う状態で着水します。つまりジャンプした魚が胴体やシッポから落ちるように着水するのではなく、頭から飛び出して頭から入水するイルカのジャンプに似ているがスピードがもの凄く速い。

エサを追い上げて喰っているのではなく、まるで回遊しながらジャンプしてその距離を競って遊んでいる様に感じます。

マグロが何をしているのか分からないままではありますがその進行方向と距離的に先回りができる距離なので全力で進行方向に漕ぎ、ルアーを付け替える時間が無いので群れの先頭らしきマグロが跳ねた位置の先にジグを投げ高速で引きましたがアタリは無し。

p1010020

たった一投で群れは見えなくなってしまいました。

いやはや、ウサギと亀どころかウサギとナメクジほどのスピードの違い。。。。。

ぼーぜんとしていたらマグロはあっという間に1㎞ほど先でまたジャンプしています。

追える距離とスピードではないので諦めたー。

ま、今回の遭遇は突然の偶然ですがきっとマグロとの出会いはいつもこんな感じなんだろうな。

という事はいつもその準備をしていないとおっさんとマグロがラインで繋がるチャンスは絶対に来ない。

いやはや、かなり勉強させて頂きました。

今回見えたマグロは80㎝〜1mくらいのサイズで今調べたらマグロの最高スピードは時速160㎞も出るらしい。

あまりの凪の良さに朝5時〜なんと夕方7時まで海上にいてしまってクッタクタ。

気温も高めだったので汗もひどく上陸後に温泉に行こうと車で向かうが途中でダウン。

p1010037 なんと翌日の朝4時まで車で寝てしまった。

p1010038 2日目も凪。

岬の先端から続く岩礁の間に大きなブリの群れを発見してあの手この手と頑張って試したが喰いが悪く掛かっても岩礁に巻かれてラインが切れたりで何時間もこの群れの中にいましたが一尾も釣れず。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こんなにいるのに全然釣れない。

群れの大きさは直径50mくらいで厚さは30m(魚探で分かります)数万、数十万尾はいると思います。

この群れは回遊しないで岩礁の隙間で寝ているのか??水温が高い??満腹??

潮はそれなりに速いので何度も流され、戻ってを繰り返しましたが一尾も釣れず終い。

三時間ほど群れと遊んでいましたが凪ぎが良いので意を決して今まで出たことのない沖に出てみました。

1時間ほど沖に漕ぎ進み岬から約4㎞沖で水深は100m。

チョコチョコと魚探に反応があるのですが小さなフクラギサイズのブリのしか釣れません。 小さいので全部リリース。

あちこちと移動しているとかなり大きな流木が見えたのでもしかしたらシイラが付いているかも、、

距離50mくらいからゆっくりとカヤックを漕ぎ数秒に一回撫でるようなパドリングで静かに様子を見ながら近づいていくと??

いた!!! コバルトブルーの大きな背鰭!!

おっさんが少年だった頃に従兄弟の漁船に乗せてもらって見たきり、なんと45年ぶりのコバルトブルー。

鰭の大きさからかなりの大きさのシイラなのが分かりますが天気が良すぎて反射と逆光で魚体は確認できませんがマグロ用に準備していた始めて使う大きさのルアーに付け替え丸太の10mほど先にキャスト。

シンキングのルアーが沈まない様に竿を立てて高速で引いて丸太を通り過ぎると同時に!!!

小さな水柱とともに

ドォガッアーーーーンンン!!!!!   で  ヒットーーー!!!!!

ギューーーーーィィーーーーーーーーーーーーン!!!!

やっぱデカイーーーーー!!!

重くて、重くて、めちゃくちゃ速い!! 凄い勢いでラインが出されます。

ブリは下方向に引きますがシイラは水平方向。どこまでも遠くに走っていく感じ。

このままでは全部ラインが出てしまう。

リールのラインは200mほどしかないので半分ほど出されたあたりから、かねてからのマグロ用に準備の作戦を、とドラグを締めてテンションを掛け始めると魚が上がってきたと思ったら!!

ジャーーーーンプ!!

たまげたーーーーー!! でっかいデコッパチで1m以上の魚体!!

たぶん3m以上ジャンプしています。

マグロ用の作戦とは魚の進行方向とカヤックを並行にしてどこまでも魚にカヤックを引かせてドラグを出さないで弱らせる作戦です。

が、糸にテンションが掛かった瞬間から、もくろみは外れてジャンプしてしまうので対応に追われて作戦どころでは無い。

潜って、上がって、ジャンプ、ジャンプ!!!

何度飛んだか??テンションが凄くて100mもの先にいるシイラと対峙しているので気が抜ける隙が無い。

しかし、シイラカヤックは並行を足のラダーで上手くコントロールができていてある程度以上のテンションが掛かるとカヤックシイラに向かって加速するのでラインが緩まないように素早くリールを巻く。

いつも川でやっている魚に付いて走る! ではなくて魚の方向に足で遠隔操作のラダー(カジ)をコントロールする。

魚との距離があるので意外と簡単に対応ができますがカヤックが魚に引かれ始めると竿とリールの操作が忙しい。

そしてテンションが掛かるとまた一気に全く違う場所からジャンプするのでラダーをコントロールするとラインがまた緩むのでリールを巻くの繰りかえし。

魚が重いので引き寄せるというより弱らせながらカヤックで近づいて行く感じでなんとか50mほどに寄せたがジャンプが止まない。

いつも相手にしている川や湖の魚とは全く違うスタミナとパワー。

30分以上経過してようやくジャンプをしなくなったが今度はカヤックの周りを周回するように抵抗するので重くて全くリールが巻けない。

しかたないので全力のポンピングを繰りかえし20m先まで寄せると力尽きたのかシイラは浮かんできて何度かタモ逃げをされたが意外に簡単にキャッチ。

ルアーのフックが危険なのでどこにもカヤックの上には揚げられず、タモに入れたまま水中でナイフで刺殺。

背骨を切断しようとしたが骨が堅くて断念。失血死を待ちようやく写真。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

でかい。明らかに1mオーバー。

前回の87㎝のブリの時は腕や肩や腰が痛いだけでなんだかんだで余裕があったが今回は死闘の40分あまり。

血抜きの為に水中に紐で吊してようやく一安心。

つ、、、つかれたーーーーーーー。。。  てか、おっさんも死んだーーーーーー。。。。。

横になりたいがコクピットが狭いので荷物を全てデッキに上げて船体に潜り込んで何とか身体を伸ばして、しばしの休憩。

いやーーー、この程度の魚でこんなんで、、昨日のマグロがもし掛かっていたらどんなんなんかなーーー

快晴の空を見上げながら

いやーー楽しいなー  幸せだナー〜 なんてカヤックフィッシングの楽しさをひしひしと感じます。

このまま眠れたらいいなーーーなんて思いましたがここは4㎞沖合、PM2:00。

” 帰ろーー ”  と艇内から這い出して漕ぎ始めましたがシイラに身体はかなり痛めつけられていて握力がなく腕に力が入らない。

シーカヤックは30年近くの経験がありますが私もさすがに4㎞も沖に出たのは初体験。

漕いでも、漕いでも近づかない陸地に心が折れそうになりますが風も弱くて潮も緩いのでなんとか気力を振り絞って漕いでいると

30mほど先に20㎝くらいの小魚がピンピンと跳ねる??と同時にまたコバルトブルーが凄いスピードで追跡しているのを目撃。

今考えると、よせば良いのにまた竿を持ちルアーを投げてしまった。

シイラが追っていた魚は未確認ですが20㎝ほどでラインに付いているルアーは15㎝、、、なんとジャストサイズ。

また、なんと一投目で追跡してきたシイラがヒット!!!

今度はさっきの数倍の重さに感じるほど私には体力が残っていない。

考えろ!!!   考えろ!!!

こいつを獲るにはどうすればいいっっっっぃいい!!????

考えた戦法は ・最初からドラグをできるだけ絞める ・竿は立てない(立てる力は残っていない) ・カヤックは並行にしない ・短期決戦

カヤックは魚に並行にしない作戦なのでカヤックが直角方向に引っ張られて行き、

”” あああああっーー切れるか〜・・・・ ””

と、思っていたら、、”” と飛んだ〜〜!!!! ””

で、、、でかい!!!!

さっきのシイラの1,5倍には見える大きさ。

重いーーーー  だだ支えているだけで何も出来ないまま凄いスピードでラインが引き出されます。

ラインが緩まない様にだけ気をつけてリールでやり取りを繰り返す。

こ、腰がーーー 腕に力が入らないしカヤックは下半身が使えないのでもろに腰に負担がかかり腰が悲鳴をあげています。

一尾目と同じようなことを繰りかえし、ひたすら繰りかえし。

20mくらいに近づいた辺りでの順光で見た魚体の美しさはたぶん私は一生忘れないと思います。

コバルトブルーと黄金??自光するような金?なんとも表現できない美しさ。

ここはハワイかタヒチか???  という感じのトロピカルカラーです。

お、オレは生きている、生きている!!!を実感します。

こいつと殺し合いをしている!!!  勝ってやる!!

そこら辺りまでは覚えておりますがそれからはあまり覚えておりません。

前に経験した

ゾーン?  入ったようです。

気づいたらタモにかろうじて入れてナイフも使えずカヤックに引き上げシイラの断末摩の変色を見つめておりました。

なんとかルアーを外し死んだシイラを足元に2尾滑り込ませやっとやっとで漕いで出艇場所に戻ってカヤックを引き揚げたとき

おっさん二度目の死亡、、、、

片付けもせず車の運転席で1時間ほど寝てしまいました。

p1010046 家に帰って写真。  90㎝の大型クーラーにも入らないので尾で切断しております。

大きいのが2本目 尾先までで1m20㎝

p1010036

今回は色々と勉強させて頂きました。

積丹の海

感謝、感謝 またお願いします。